【読書中】マーケティングの教科書

ハーバード・ビジネス・レビューの論文集「マーケティングの教科書」を読んで気になった部分を書いた。

  • 第2章 セグメンテーションという悪弊
    • マーケターにとって分析の基本単位は顧客ではなくジョブ
    • マーケターが取り組むべき行動は「PCのスイッチを切り、オフィスの外に出て、観察すること」
    • 1つのジョブのために様々な商品を開発する「目的ブランド」と、複数のジョブのために1つのブランドを開発する「エンドーサー・ブランド」
  • 第3章 マーケティング近視眼
    • 顧客が求めているのは商品ではなく解決策
  • 第5章 顧客ロイヤルティを測る究極の質問
    • 「この会社を友人や同僚に紹介したいと思いますか?」
  • 第7章 ブランド・コミュニティ 7つの神話と現実
    • 顧客が望むメリットを提供している
    • ブランドの関係性が維持されている
    • 顧客価値に基づいて価格戦略を立てる
    • ブランド・ポジショニングを適正化する
    • ブランドに一貫性がある
    • ブランド・ポートフォリオとブランドの階層を整合させる
    • ブランド・エクイティのためにマーケティング・ミックスを展開する
    • 顧客から見たブランドの姿をブランド・マネジャーが理解している
    • ブランドを適切かつ長期的にサポートしている
    • ブランド・エクイティの源泉を定期的にモニターしている
マーケティングの教科書――ハーバード・ビジネス・レビュー 戦略マーケティング論文ベスト10

マーケティングの教科書――ハーバード・ビジネス・レビュー 戦略マーケティング論文ベスト10

 

 

「日本の職人の技術力」は、人見知りの賜物なんじゃないか?

最近、上流を通り越して、新しいITサービスの開発だとか、その売り込みだとか、そう言うことをやっている。
俺は元々自分で作るのが楽しい人なので、今の所この新サービスは俺が作っている。一方、売るのは企画の人とか、営業寄りの人がメインで俺はついていくだけだ。

しかし、営業や企画の人は凄い。実際にはまだ出来てもないサービスをガンガン売る。実績も、有るわけないのに「サービスがベースにしてるフレームワーク」とか「同じ自社製ライブラリを使ってる他のサービス」とかの実績を借りてきて、さも沢山の実績があるかのように語る。または「組み合わせて使ってもらうサービスの実績だけ語る」とか。

もちろん、「実績有る物を使うことで安心出来る」と言うのはプログラムを書く上でも大事なので、その営業版なんだなと納得出来るし、実績を言うために組合せを指定したがるんだな、と気付かされて楽しい。

しかし、営業と言うのは改めて凄いと思う。このブログのタイトルは「上流さんに、俺は、なる!」だが、営業は最早源流というか、「将来ここから水が出て美しい川に、滝になります」みたいな、今はまだ水も無い岩場、幻の滝に客を案内してるみたいなものだ。

そんな幻の滝に客を連れていく営業さんと行動を共にすると、段々怖くなってくる。客はありもしない滝の美しさに思いを馳せ、金を払う。そのハードルの高い幻の滝を俺は売り込み仕事の合間に作るわけだ。売り込み→作り込みの繰返しの中、「前客に言われた機能作らなきゃ」とか「ここ気になる作り直そう」とか無限に思えてくる。「完璧なものを作らないと客に怒られ罵られて嫌な気持ちになる」と、客と営業の会話を見れば見るほど思えてくる。

そうやって客から怒られない罵られないように、出来れば会わなくていいようにと、モノを作ることにこだわってこだわってこだわった結果、日本の職人のモノ作りはレベルアップしたのかな、その代わり職人は偏屈と言う方向性になったのかな、と考える。

つまり職人の手による至高の逸品は、職人の人見知りから生まれたのかな、と最近考えるようになった。

お客さんに自分の作品を貶されたくないとか、なんならお客さんと関わるのがイヤだから、誰からも文句が出ないように作って、もし誰か文句言ってもいや、最高のモノだから文句言う方がおかしいですよ、となるようにしていった極みが職人のこだわりなのかな、と思える。

アメリカのIT製品とかサービスはかなりバグだらけでも「新バージョンで直すから」とだけ言って実際直さなくても気にしなかったりするし、品質よりも、客が求める新機能優先と言う考え方が、職人のこだわりと真逆な感じがする。

【読書中】マネジャーの最も大切な仕事

7大触媒ファクター
・明確な目標を設定する
・自主性を与える
・リソースを提供する
・十分な時間を与える
・仕事をサポートする
・問題と成功から学ぶ
・自由活発なアイデア交換